【齋藤 薫の老けない人。老けない話。】Vol.48 改めて検証した若く見える人と老けて見える人の差、そこにまつわる真実を!

2022.03.05

【齋藤 薫の老けない人。老けない話。】Vol.48 改めて検証した若く見える人と老けて見える人の差、そこにまつわる真実を!

ずいぶん前から、若く見える人と老けて見える人の差については、多くのことが語られてきた。

  差が出てくるのは35歳から、といったデータもあったし、その結果、50代では見た目の年齢差が20歳近くなってしまう、といった研究結果もあったと思う。

  そして、肝心の見た目の年齢差を分けるのは、とても単純にコラーゲンの量の差だとか、鉄分の差だとか、はたまた血管年齢の差だとか、いろんな説があって混沌としている。

  もちろん1つには絞れない。様々な要因が重なってくるわけで、当然のこととしてスキンケアやメイク、ファッションの差も大きいのだろう。

 

  でも最近になって、その要因となるものが少し絞られてきた。

  一つに、顎下。女優になれるかどうか、この顎下で決まるという説もあるくらい。

  手の甲を横にして顎下にそっくり入る位にここがすっきりくびれていないと美しく見えない、だから女優にはなれないと言うわけだ。

  確かに顔のフォルムを作る上で、この顎下のくびれはとても重要。

  ここにたっぷりと肉がついてくるとやはり年齢が上に見える。

 

  太ると老ける・・・・・・は、確かに法則の1つではあるけれども、逆に言うなら首元やウェストなど、くびれるべきところがちゃんとくびれ、引き締まっていれば、人は決して老けては見えない。

  だからやみくもなダイエットはむしろ逆効果になったりしがちなのだ。

  ともかく顎下、頬杖をつくような要領で、両方の親指で顎下の肉をしごくように耳のほうに持ち上げる、そんなマッサージ癖をつけるだけでだいぶ違うはずである。

 

  2つ目に、光。肌に光があること。

  形はないけれど、でもはっきりと目に見えているのが、肌から発光するような輝き。

  若く見えるか老けて見えるかは、それこそ一瞬の第一印象で決まってしまう。

  つまりパアッと明るい印象か、どんよりくすんだ印象か、それだけで、平気で見た目20歳ほどの差が生まれてしまうのだ。

  その光を生むためには、細胞が元気なことと、端正な肌表面、そしてたっぷりの潤い、3拍子揃っていることが約束だけれど、でもこれなら誰もが実現できる。

  シワがないこと、たるみがないことはもちろん重要だけれども、ハッと目を引くほど明るい肌が一瞬の印象を決めてしまうのは、紛れもない事実なのだ。

 

  そしてもう一つは、姿勢。

  常に運動している人、とりわけダンスをしている人が決まってとても若々しいのは、際立った姿勢の良さがもたらす印象ではないかと思う。

  不思議なもので、姿勢が良いと、極めて自然に口角が上がり表情も明るくなるし、目元も自ずとパッチリして、瞳が輝くと言うふうに連鎖的に若さを全身へと広げていくのだ。

  とすれば、これこそ一瞬で叶う若返り。

  一日何回でも、気づいたらすっと背筋を伸ばす心がけを。

  身長が5センチくらい高くなるような、上から引っ張られてるようなつもりになって。

  やがてそれが癖になる頃には、10歳20歳若返って見えているに違いないのだ。

 

  とは言え、本当の意味で若く見える人と老けて見える人を分けるのは、やはり生き方だとする考え方もある。

  生き方から変えていかなければ、見た目年齢の差を埋めることもできないのかもしれない。

  でもここまで上げてきた3つの要素。顎下にたるんだ肉がなく、肌から光があふれ、スッと伸びた姿勢に凛とした涼やかな印象が漂う・・・・・・それもやっぱり、美しい暮らしの結果ではないかと思うのだ。

  毎日の小さな心がけが、その人の暮らし方を決め、生き方を作り上げるのだから。

  若く見える人が幸せにも見える、それはあらゆる理屈を超えた、永遠の真実なのだから。

  • 齋藤薫 / saito kaoru

    美容ジャーナリスト。
    女性誌編集者を経て独立。 女性誌において多数の連載エッセイを持つ他、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザー、NPO法人 日本ホリスティックビューティ協会理事など幅広く活躍。『Yahoo!ニュース「個人」』でコラムを執筆中。新刊『されど“男”は愛おしい』(講談社)他、『“一生美人”力人生の質が高まる108の気づき』(朝日新聞出版)、『されど“服”で人生は変わる』(講談社)など著書多数。

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