【齋藤 薫の老けない人。老けない話。】Vol.58 79歳!トランプ大統領が4年前より若返っているのは なぜなのか?

2025.03.05

【齋藤 薫の老けない人。老けない話。】Vol.58 79歳!トランプ大統領が4年前より若返っているのは なぜなのか?

 トランプ大統領がまさかの返り咲きとなったが、気がついただろうか。

  第一次トランプ政権の頃よりも、なんだか“若返っている”ことに。

  少なくとも以前より顔も体もすっきりし、痩せてやつれたと言うよりは、しっかりと引き締まったという印象。

  今年79歳。いや肌つやも良く、髪もふさふさで。とてもそうは見えない。

  なぜだろうと考えた。

  もちろん超のつく大富豪、いわゆる最先端のアンチエイジング治療を受けているのか。

  実際ロスの大富豪が、ドクターを30人もつけるような完璧な先端治療と攻めのエイジングケア施術を行っているのが話題だったりするから。

 

   ただそれにしては、トランプの食生活は衝撃的なまでにヒドイものであることは有名な話。 まず1日に12本ものダイエットコークを飲むという噂がある。

  酒も飲まず取る水分は全てこのダイエットコークと言うから、太るとか太らないとかではなく、明らかに体を壊す習慣。

  カロリーや糖質がゼロだったりして一見健康なイメージがあるが、飲みすぎれば、生活習慣にかかわる糖尿病や高血圧、脳卒中、認知症のリスクが大きくなるなど全く逆効果になるとも言われる。

  ある記者がトランプ氏と同じ食生活を試してみたところ、2週間で脱水症になったと言うほどだから。

   さらに食事は、ファーストフードが大好きで、1日の食事のメインが、ビッグマック2個、フィレオフィッシュ2個!

  これを一度に食べるという噂がある。

  ケンタッキーフライドチキンも大好きで、週に何度かはステーキも食べるというが、これもまたかなりのウェルダンで、焦げに発がん性が……なんて心配になってしまう。

  しかも朝食と昼食はほとんど取らず、夕食だけにこれらを集中的に食べるらしい。

  もちろん金にあかして、毎晩毎晩贅を尽くしたフルコース、というのもどうかと思うが、正直、体を総合的に若返らせるアンチエイジングとは真逆の食生活と言える。

  ただ、それでもますます元気って、やっぱりこの人ただモノじゃない。

  また良くも悪くも、こういう片寄った庶民性みたいなものが、妙な人気の要因となっているのは確かなのだ。

 

   で、この異常な食生活でスッキリ痩せて若返った要因として1つだけ考えられるのは、朝と昼はほとんど食べないプチ断食の形になっていること。

  これはオートファジーダイエットとも呼ばれる“16時間断食”にあたる。

  一定の断食時間を設けることで、体内のリサイクル機能を活性化させるダイエット方法で、細胞内の古い成分を分解し、再利用する仕組みをもつ「オートファジー」を意識的に引き出すもの。

  ちなみに、他の8時間で何をどれだけ食べてもいいと言うが、もちろん食べ過ぎは推奨されてはいないし、栄養のバランスがマストなのは言うまでもない。

 

   そんなトランプ氏も、日々ビタミンやメラトニン、亜鉛などのサプリは摂っているというし、周りの女性たちの美しさを見れば、彼も何らかの美容医療の施術を受けている可能性もあるけれど、

  やはり、80代目前でまたもう一度アメリカ大統領に返り咲こうという不滅のモチベーション、それに勝利してしまう運の強さ、やっぱり人を惹きつける強烈なエネルギーが、細胞のミトコンドリアを活性化し、この人を若返らせているに違いない。

  あの、銃弾が耳をかすめて出血までした銃撃事件、普通ならあれで恐れをなしても不思議ではないのに、それでも自分は負けないと表に出て行く尋常ならざる肝の太さ!

  あの瞬間、細胞の大逆転が起きたって不思議ではない。

  人は順当には衰えていかない。

  何かの精神的な進化で何度でも蘇るし若返る、そういう生き物だと言うことを教えられた気がした。

  • 齋藤薫 / saito kaoru

    美容ジャーナリスト。
    女性誌編集者を経て独立。 女性誌において多数の連載エッセイを持つ他、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザー、NPO法人 日本ホリスティックビューティ協会理事など幅広く活躍。『Yahoo!ニュース「個人」』でコラムを執筆中。新刊『されど“男”は愛おしい』(講談社)他、『“一生美人”力人生の質が高まる108の気づき』(朝日新聞出版)、『されど“服”で人生は変わる』(講談社)など著書多数。

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