Vol.53 ポイントを知って、今年こそ”徹底美白”
メカニズムを把握して正しいケアを
陽射しが強くなると気になるのが紫外線。
すでにできてしまったシミに悩まされているというのに、さらにシミが増えてしまうかも・・・なんておびえていませんか?
たとえ肌が厳しい環境下にさらされたとしても、「どうせ、何をやっても無駄」とあきらめる必要はありません。
大人の肌に適したホワイトニング法に出会えたら、いつからでもシミの気にならない透明感のある肌を育んでいけるのですから。
「年に1度は旅行に出かけるのですが・・・。ハワイでは照りつける太陽の光が気になり、優雅なバカンスどころではありませんでした。せっかく爽やかな海辺のリゾートなのに、帽子に日傘もさして完全防御です。友達からは”出た、女優!”とからかわれますが、やっぱり肌への影響は怖いんですよね」というのは伊勢佳代さん。
確かに紫外線は、まだ肌の中にある”シミ予備軍”を表にまで引き出してしまう大敵。
まずは紫外線をカットして新たなシミを予防し、今あるシミをケアすることが大切です。
シミができるメカニズムと正しいケアのポイントを伊勢さんと一緒に確認してみましょう。
シミの根本に働きかけるスキのなり美白ケア法とは?
50代、60代・・・と歳を重ねるほどに、シミが増えているような気がしませんか?
ちょっと怖い話ですが、それは事実です。
シミ対策は、シミが増える理由を知ることからスタート!
そして今すぐ、シミの元となるメラニンの生成を抑え、作られてしまったメラニンを肌から押し出すように、正しいケア方法を続けることが肝心です。
【POINT-01】増えたシミから目を背けず、今こそ”撃退”!
まず、”シミがシミを呼ぶ”という事実をご存じでしょうか?
「聞いたことがありません。どんな状態になってしまうのか、想像しただけでも恐ろしいですね」と伊勢さんも驚いたご様子。
実は、シミの部分の肌は軽い炎症状態になっています。
シミの元・メラニンを生成するメラノサイトという細胞は、紫外線などの刺激を受けると、肌を守るためにメラニンを生成するのですが、なんと、シミ部分の炎症自体が刺激となって過剰なメラニンを生み出してしまいます。
すると、すでにあるシミが大きくはっきりしてきたり、近くに新たなシミが発生したり。
これが大人の肌ほどシミが目立つメカニズムです。
悪循環を断ち切るために、毎日欠かさず正しい美白ケアを実践しましょう。
「紫外線は日焼け止めや帽子で防いでいます。スキンケアをどうすれば?」と興味津々の伊勢さん。
【POINT-02】保水&保湿でシミを押し出す
すでにできてしまったシミの徹底ケアには、その部分以外の肌が健康な状態であることが大前提。
「舞台が1日に2度あると寝るまでに3~4回洗顔することも。私は乾燥肌なので、美白美容液にたっぷりの化粧水、保湿クリームで肌のうるおいを守るよう心がけています」。
伊勢さんのようにうるおいを与えて守るケアは、肌質に関わらず重要です。
なぜなら肌が乾燥すると、作られた肌をメラニンの外へ押し出すサイクル(ターンオーバー)が乱れるから。
年齢と共に肌の水分量は低下するので、保水&保湿も美白の一部と考えて。
これまでのように成分にとらわれたアイテム選びに集中せず、しっかりと肌をうるおわせつつメラニンを抑制するケアに切り替えましょう。
【POINT-03】日焼け止めの塗り直しは必須!
「日焼け止めに下地、ファンデーションというベースメイクは短縮したいステップ。化粧直しも口紅を塗り直す程度」という伊勢さん。
毎朝の時短を考えるなら、肌色補正効果を備え、下地としても機能する日焼け止めを選ぶのもひとつの手です。
また、日焼け止めに表示されているSPF・PA値をきちんと発揮させるには、2~3時間に一度塗り直す必要があります。
でも、お顔の場合は、外出先でメイクの層の一番下にある日焼け止めを塗り直すのは難しそうですね。
フェイスパウダータイプの日焼け止めなら、化粧直しの際に簡単に使えて便利ですよ。
【POINT-04】決してあきらめず毎日続けること
スキンケアやメイク以外で伊勢さんが実践していることは?
「ビタミンCがよいと聞き、毎晩、果汁100%のオレンジジュースを飲んでいます。」
確かにビタミンCはメラニン生成の抑制や沈着したメラニンの還元に役立つ成分。
積極的に摂取しましょう。
内側からだけではなく外側からのケアにも、ビタミンC配合の美白美容液が力を発揮してくれますよ。
また、うっかり日焼けを防ぐにはサプリメントの摂取もおすすめです。
満足いく肌状態に到達するまでには時間がかかるかもしれませんが、あきらめたらこれまで積み重ねた努力も水の泡。
これからも前向きに、毎日コツコツと美白ケア法を続けていきましょう。
女優 伊勢佳代
2020年よりMUNOAGEブランドミューズを務める。 舞台を中心に、TVドラマやナレーションで活躍中。 出演作に、NODA MAP 第23回公演「Q:A Night At The KABUKI」、新国立劇場「かもめ」など。