vol.37 年齢乾燥肌の原因がついに判明!? “水チャンネル”とは?
新発見! 皮膚科医も注目の救世主〝水チャンネル〟
「乾燥で目元や口もとにシワが目立つ…」「年齢とともに、部分的なカサつきが気になる…」など、この時期寄せられるお悩みの多くが〝乾燥〟に関することです。
お肌の乾燥は、様々な肌トラブルを引き起こしたり、化粧のりも悪くしますから、どうにかして解消したいと思うのが当然です。
そんな乾燥肌に毎年悩まされる方の救世主として、最近新発見された、皮膚科医も注目のキーワードが〝水チャンネル〟。乾燥肌の原因と深い関係があるたんぱく質の別称で、正式名称は『アクアポリン』といいます。
チャーミングな名前に反して、お肌の潤いに必要な水分や成分を細胞の隅々まで届けるとても大切な役割を担っています。
注目のアクアポリンが潤いを隅々まで巡らせる
肌の隅々まで潤いを届ける水路 『アクアポリン』
アクアポリンは、お肌の表面(細胞膜)に生まれつき存在していて、体に取り込まれた水分を細胞内部に届ける役割をしています。いわば田んぼの水路と同じ。水路からうまく水がいきわたらないと、その田んぼはすぐに枯れてしまいますよね。そんな、お肌の細胞と細胞の間を縫うように、隅々まで水分を届けています。
ですが、残念ながら加齢とともに徐々に減っていくことが分かってきました。
乾燥の原因は水分不足の細胞が枯れるため
年齢乾燥肌の原因は アクアポリンの減少
最新の研究によると、アクアポリンは加齢とともに減少し、40歳を超えると急激に減ることが分かりました。
当然ながら、アクアポリンが減少するとお肌は徐々に水分不足になります。年齢とともに乾燥が気になるようになった…。という方は、アクアポリンの減少によるものかも知れません。
毎日のケアで水分を与えてあげることはとても大切ですが、これからは与えてあげるだけでなく、隅々まで届ける「アクアポリン」にも注目するようにすると、より乾燥対策としては良いでしょう。